燃えない壊れないまちへ

disaster prevention

燃えない壊れないまちへの取り組み

墨田区は、関東大震災と戦災の被災を免れた壊れやすく燃えやすい木造密集街地が拡がっており、昭和54年から30年余りに渡って不燃化促進事業などの木造密集市街地の改善・整備への取り組みを進めてきましたが、依然として300haを超える区域が危険な木造密集街地として残っています。
今までは、地縁組織が中心となり高い防災意識を持って、安全で活力のあるまちを維持してきましたが、地域を支える町内会等担い手の高齢化が進み、安心・安全を支える地域のつながりも弱くなりつつあります。また、老朽化した木造住宅の改修、建替えは進まず、市街地の安全性について確保されておりません。そのため、迫りつつある首都直下地震で危機的な状況になる恐れがあります。
このような中、不燃化促進事業等のハード事業とあわせ、福祉等のソフト事業の両輪で安全・安心に住み続けることのできるまち・すみだの実現を目指しています。

具体的な取り組み

disaster prevention

「ふじのきさん家」は、墨田区耐震補強推進協議会の全面的な協力のもと、耐震診断を行うとともに、早稲田大学長谷見研究室のアドバイスを受けて、新しい改修技術として防火・耐震化改修の導入を図った、安全・安心な建物です。

防火・耐震化改修とは

今回のプロジェクトは今後のケーススタディモデルになり、地域において同様のモデルが広く展開されることを想定し、区内の住民が活用しやすくなるような予算規模で防火・耐震化改修を実現することを目標としています。また改修においては防火・耐震化を図りつつ同時に地域の寄合処として親しまれ永く使われる施設として意匠性の向上も図っています。

ふじのきさん家で実施した防火・耐震化改修の内容

墨田区耐震補強推進協議会の全面的な協力支援のもと、意匠・耐震・防耐火・施工に関する各々の調整を緊密に図ることができ様々な創意工夫のもと、工期の短縮化や実質的な建物の価値と性能を高めた費用対効果の高い改修計画が実現されています。

改修前

改修後

各部材メーカーの協力を得た、新たな耐震・防火技術

地域の新しい防火・耐震化改修モデルの実現という趣旨に多くの企業・メーカーにご賛同を頂き、部材提供や技術的な知見などのご協力を得た改修事業となりました。
また、ふじのきさん家改修については、早稲田大学長谷見研究室と東京大学生産技術研究所加藤孝明研究室が協力し、技術面のアドバイスを行っています。

◎屋根材 ニスクボード 日鉄住金鋼板株式会社
◎屋根材 ダンネツトップ/S&Sルーフ 株式会社セキノ興産
◎耐震関連部材 透光型耐震補強パネル 旭トステム外装株式会社
◎耐震関連部材 透耐震開口フレーム 株式会社キーテック
◎内装材 石膏ボード 一般社団法人石膏ボード工業会
◎外壁材 壁王 旭トステム外装株式会社
◎キッチン・衛生器具 タカラスタンダード株式会社
◎シャッター 三和シャッター工業株式会社

ふじのきさん家で出来ること